将来仕事をするのであれば、生涯責任感を持てるような仕事をしたいとずっと考えておりました。
命を扱う、非常に重大な責任を任される医師という職業に憧れ、この道を選びました。
高校生時代、地元を離れて初めて見えるものを期待して思い切って北海道へ来ました。
その後、大学生活を経て非常に北海道が気に入り、そのまま北海道で働くことを決めました。
北大では臨床のみでなく研究や教育に熱心であり、決して今だけを考えているのではなく、将来に関しても目を向けております。次々と発信される新たな情報に乗り遅れることなく、将来を見据えながら自分も進化し続けるために北大を選びました。
呼吸器疾患は難治性で、予後が暗いというイメージを持たれるかもしれませんが、裏を返せばそれだけまだわからないことだらけということであり、日々新たな発見や疑問が生まれる飽きない分野です。また、呼吸器疾患は循環器やアレルギーなどと密接に関係しており、ただ肺を眺めていてはいつまで経っても答えが出ないなど、全体を見る力も必要です。それだけ学ぶことが多い分野で一人で学ぼうとすれば挫折してしまいそうですが、呼吸器内科は上級医の先生方が親身になって指導してくださる非常に温かい環境でした。まだまだ未熟者ですが、いずれは自分が親身になって指導できることを目指し、呼吸器内科に身を置くことを決めました。